こんにちは、今井です。
6月は、弊社では7月に41期が始まって、6月に決算
となる重要な締めくくりの月なので、社員一丸となって
この6月に有終の美を飾れるよう取り組んでいます。 そんな中、また私のお薦め!ビジネス本を御紹介します。

「リーダーになる人に知っておいてほしいこと」
松下幸之助(述) 松下政経塾(編)  PHP研究所
 
リーダーになる人に知っておいてほしいこと 松下幸之助 述

です。なかなか、松下幸之助氏というと、あまりに偉大で
身近に感じられなかったのですが、やはりビジネスをやる上
では、いつかは触れておかなくては!と思い文庫本として
気軽に読める厚さの本だったので、入門編として読んでみました。

内容はというと・・・
パナソニックグループを創りあげた松下幸之助氏がその私財
70億円を投じてはじめられたという松下政経塾での講和です。

その中では、最晩年の松下政経塾所蔵の未公開テープからの
抜粋なので、御本人の語り口調での講演内容にいくつか今後の
私の心の中でずっと大事にしたい!と思う言葉に出会えました。
今回は、その一つを御紹介したいと思います!

『 「素直な心になりましょう。
素直な心はあなたを強く正しく聡明にします」
と、こういうことを言うてるわけですわ。
素直になれば、ものの実相がわかる。色眼鏡で見ない、
とらわれた心で見ないから、みなよくわかるだろうと。
赤い色は赤く見える、黒いものは黒く見える。まあ本質がわかる。
そういう心を養っていくと、正しいものを見られる。したがって賢くなり、
聡明になってくる。聡明の極致は英知というか、その上は神知、
神の知恵ですな。素直な心になれば、次には神の知恵になるという
考え方を僕は持っているんですよ。
~中略~
素直な心になるということを日々念ずると。朝起きたら、仏壇の
あるところやったら仏壇、神棚のある所やったら神棚の前で、
「今日一日素直な心で無事にいかせてください」と心に念ずる。
それを三十年やったらな、三十年続けたら、まあ大きな間違い
なく、素直な心で、ものは見えるやろうと。要は、素直の初段やな。
~中略~
それで僕は、素直な心の初段になるには、要はそれだけかかる
ということでやりかけたわけや。今、もう三十五年になるからな、
まあ、ようやく初段になったくらいや。だから、諸君よりも素直に
ものを見る事が出来る。こういう考え方はあかん、これはこうした
ほうがええということがある程度分かる。初段の程度で分かると。
~中略~
そういうように心して、今日から物を見るのに、自分の都合のいい
ように見んと、自分に都合がようても悪うても、実相を掴まないと
いかんわけやな。そういうことを心掛けていったら、いつとはなし
素直な心で判断が出来るようになる。』

どうでしょう??? 驚く すごくないですか??? 笑う

私は、この言葉に本当に感動したんです!!!!
素直な心になるとはこういうことか!と。やはり、仕事をしていると、
その業界ではどうであるとか、こうするのが当たり前とか、常識が
なんだか分からなくなって、時に忙しくなると、自分を見失う時が
あります。でも、やはり、赤い色は赤であり、白い色は白なんだと。
既成概念であったり、いつの間にか出来てしまった固定観念は捨て
ないといけない!!!と反省させられ、そして、私の中の良心が
共鳴した言葉でした。
そして、物事の普遍の真理に触れた時の感動がありました。

私も、これから、毎日
「今日一日素直な心で無事にいかせてください」と心に念じたいと
思います。(素直に実行!) ぜひ、お薦めのビジネス本です!

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