こんにちは、今井です。

3月に入り、少しずつ温かい気候になってきて、私は花粉症に悩まされる時期を
過ごしていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

今回私がお薦めするビジネス本は、堀場製作所の創業者であり、
現在は90歳を過ぎて最高顧問としてご活躍の堀場雅夫氏の
「おもしろおかしく 人間本位の経営」(日経BP社)です!

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この本を読むきっかけになったのは、以前BSのチャンネルで堀場雅夫氏が
出演されていて、堀場製作所の社是を掲げた時のお話をされていました。

私はこの時の内容がすごく衝撃的で、とにかく驚きました!

「当社の社是は 『おもしろ おかしく』 です」 と話すのです!

私は、「え、いいの???」 社是が「おもしろ おかしく」 で、いいの!!!???

と、本当に衝撃を受けました。
でも、確かにお話を聞いていると、全くその通りだなと思うのです。

その経営理念の由来は「いい仕事ができたのは、決まっておもしろくてたまらんというとき。
全社員がそんな気持ちで働く会社になったら、どんなに素晴らしいか。よし、社是は
『おもしろおかしく』や」、と。

ただ、この時は全役員が賛同せずに反対されたそうで、1978年の会社設立25年目に
社長交代をした際に、「どんなお祝いをしましょうか」と役員が気を使ってくれた際に、
最後のチャンスとばかり、「祝いは要らんから、社是を『おもしろ おかしく』にしてくれ」
と頼んだのだそうです。そしてようやく社是が「おもしろ おかしく」に制定されたそうです。
なんと、社是を作ろうと思ってから7年かかったとのことです。

それでも今から40年近くも前にこの「おもしろ おかしく」を社是とするというのは、
日本社会にあって、革新的な内容だっただろうな~っと、ただ、ただ私は感動します。

私も最近、もっと良い会社にしたい。もっとワクワクするような会社にしたいな、と思うように
なって来たところだったので、ものすごくこの社是には共感するのです。
仕事を楽しくやっていれば、絶対にやりがいや、向上心や、探究心や、仕事のモチベーション
ももっと、もっと上がるだろうな~っとは思っていたので、そのような社是を掲げて
世界を舞台に活躍されている企業の堀場グループの創業者の堀場氏のお話は本当に刺激を受けました。

ちなみに堀場製作所は、計測器、分析器の世界的な企業で、自動車の排ガス測定器の
世界的シェアは80%にもなるそうです。今では、国内3社、海外34のグループ企業に
発展成長されています。

日本社会も今、グローバルな視点からの社会に様々な部分で急速に変わり始めているので、
私も、もっと良い会社、楽しい会社を社員みんなと創って行けるように、日々、楽しみながら、
前向きにいろいろと取り組んで行きたいと思いました。

そんな、パワーをいただける堀場雅夫氏の考えや沢山のエピソードがこの1冊には
詰まっていました。仕事に対する取組み方を根本から見直す機会を与えてもらえて
心から感謝です!